よく言われていることは、「テトの期間は、ベトナム人はみんな故郷に帰り、商店はみんな店じまいするので、ベトナムに残ると食事に困る」。
正月くらいは、仕事はしないでのんびりしてもらいたい。
だから、テトの期間に店が閉まるのは賛成です。困るなら外国人は国外に行けばいいのだから。
しかし、2021年はコロナウイルスの影響で近隣国に行けないし、国内旅行に行ってそこでコロナ発生して隔離されたくない。
ホーチミン市で、年越しです。実際に食事ができたか、書いてみましょう。
自炊をする人は問題ないが、外食の人は食べる場所があるかどうかは死活問題。
<テト休み>
近所の店の張り紙。
年内は、12月27日で終了。 = 2月8日(月)
年明けは、1月6日から営業します。 = 2月17日(水)
今年は、2月12日が元日なので、2月10日(水)から16日(火)まで休みの店が多いです。
<実証:年末年始6日間>
実際に、12月29日~1月3日(旧暦)に、ホーチミン市に居残って、ご飯が食べることができたか、実証しましょう。 これを書いている今は、12月31日(2/11)です。
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(訂正) 旧暦には、12月31日はありませんでした。12月30日までです。
旧暦12月28日 = 2月9日
旧暦12月29日 = 2月10日
旧暦12月30日 = 2月11日
旧暦 1月1日 = 2月12日
旧暦 1月2日 = 2月13日
旧暦 1月3日 = 2月14日
この年末年始6日間を乗り切れば、ベトナムで年越しが可能です。
今年はホーチミン市に残る人が多いので、ハードルは低そうです。
年末年始、ホーチミン市で食事できる場所を探しながら、テトを楽しみましょう。
テトの街の風景は、もうひとつの記事で更新しています。
① Ngày 28 tháng 12 âm lịch (2月9日)
まだ余裕で、お店が営業しています。
タイバンルンの、つきよみ食堂(Tsukiyomi Syokudo) 。初めて食べに行きました。
食事の種類が豊富です。
豚キムチ定食、おいしいです。ビールと冷やっこもお手頃価格。
まだ、テト料金にはなっていませんでした。
休みの予定を聞いたら、2/10~2/16。残念、明日からテト休みです。
② Ngày 29 tháng 12 âm lịch (2月10日)
近所で、バインウットを食べることできました。
夜は、白身魚。ここもローカル店で見つけました。
③ Ngày 30 tháng 12 âm lịch (2月11日) 大晦日
大晦日です。開いているお店がかなり減っています。
でも人はいます。今年はコロナの影響で帰省できない人が、たくさんいると聞きます。
市をこえる移動は、隔離のリスクがあるので、故郷に帰るのをあきらめ、ホーチミン市に留まっているベトナム人も多そうです。
上の黄色の看板の店で、ご飯を食べることできました。
酢豚とチャーハン。それに海苔のスープを単品注文。
これで、67,000ドン。テトの時期は、「テト料金」になって、2割増しがふつうだが、このお店は通常料金でした。 67,000ドン=335円。安くてうまいです。
お店には、ご先祖様への食事がそなえられていました。
ベトナム人は、家族やご先祖をとても大切にします。
日本だと大晦日の夜は、「年越しそば」を食べます。
ベトナムでは、「年越しフォー」を食べてみました。うまいです。
④ Ngày 1 tháng 1 âm lịch (2月12日) 元日

Chúc mừng năm mới. あけましておめでとうございます。
元日の朝から出かける場所もないので、朝食は自分で作ろうと素材を用意しておきました。
テトと言えば、「スイカ」。
大晦日の昨日、路上市場で購入しておきました。10,000ドン/kg。
これは2.4キロだったので、24,000ドン。丸まる1個で100円ちょっと。
日本の正月に餅を焼くために購入したオーブントースター、今はパン焼き器として活躍しています。
スイカがかなりのボリュームなので、ヨーグルトをかけておしゃれにしてみました。
ヨーグルトは、この 「Không đường 砂糖なし」 がおいしいです。
スイカ、うまいです。明日の朝は、バインチュン。
朝、スイカを食べ過ぎたので、昼食兼夕食で、元日のホーチミン市でごはんを食べることができるか、実験です。
いい食堂を見つけました。壁のカレンダーがベトナムらしい。
新暦と旧暦の2段カレンダーです。
上 ・・・ 新暦 2月12日。
下 ・・・ 旧暦 1月1日。 元日です。
下に貼られている案内書きによると、
<テト休みの予定>
お店の営業は、1月1日までです。
1月2日から6日まで、テト休みです。
元日営業のお店がありました。ここでごはんを食べることができます。
お店は、ベジタリアン食堂。おいしそうなおかずが並んでいます。
ホーチミン市で、1月1日テト正月に、こんなおいしいご飯を食べることができました。
店内で食べているお客よりも、持ち帰り弁当のお客の方が多いです。
この人たちも、無事にテトで休みの店が多い中、ご飯を食べることができました。
⑤ Ngày 2 tháng 1 âm lịch (2月13日)
ベトナムのお正月、テトで食べる伝統料理と言えば、バインチュン(Bánh Chưng)。
もち米と緑豆と豚肉の3つの食材を使った、ベトナムの伝統的なお餅料理です。
昨日、イオンに行って買ってきました。
スイカとバインチュンで、ベトナムのテトをお祝いしましょう。
バインチュンはもち米で、できています。包丁で切るとべとべとになって、きれいに切れません。
バインチュンを結んであるひもを細く裂いて、最初に対角線、そして縦横に置いて、お皿ごとひっくり返して紐を上に持ち上げると、このようにきれいに切れます。
ふつうは、「もち米と緑豆と豚肉」の3つの食材だが、今年は、「サーモン」のバインチュンにしてみました。
豚肉ではなくサーモン、新鮮です。
サーモンのバインチュン、おいしいです。お正月なので朝からビールもOKです。
バインチュンはお腹にたまるので、とても食べきれません。
残ったバインチュンは、油でカリカリに焼いて、醤油を垂らして食べるとおいしいです。
今日の夕食は、焼バインチュンにしましょう。
⑥ Ngày 3 tháng 1 âm lịch (2月14日)
今日は、正月3日目。少し飽きてきた友人から、「初詣に行って、新年会をやろう」という誘いをもらい、渦巻き線香で有名な天后宮(ティエンハウ廟)に行ったが、すごく混んでいました。
① 入口で、住所氏名電話番号を書いて、紙を渡してから中に入る。
② もしもこの中にコロナ感染者がいたら、行動を調べられて隔離対象になる。
↓↓ つまり
③ 「2月14日、10時から12時に天后宮に行った人」として、自分たち全員が隔離対象になる。
④ 天后宮にお参りするのはリスクがある。危機管理としてあぶない・・・・。
↓
天后宮はやめて、無名な小さな寺院に行って、初詣でをすませました。
人もあまりいなくて、入場時の記帳もなく、安心してお参りができました。
そして、小さな飲茶のお店でランチ。
見た目シンプルだけど、すごくうまい飲茶で大満足。
年末年始の6日間、無事に食事をとることができました。
⑦ 旧暦1月4日 (2月16日)
正月3ヶ日は終わったが、今年は2/16までテト休暇で、2/17から仕事始めのところが多い。まだ正月は明けてないので、イオンに昼ごはんを食べに行きましょう。
リンガーハットで、肉野菜炒め定食+焼き餃子+サッポロビール。
お正月なので、豪華にいきましょう。リンガーハットの定食のごはんは少ない。大盛りにして通常サイズです。
税金10%はわかるが、サービス料10%は???
サービス料が必要なほどのサービスは受けていない。
10%+10%で、計20%。すごく大きな金額です。
イオンで見かけた、変わったたこ焼き。
ベトナムは、チーズが大好きです。
近所で焼きトウモロコシを買ってみました。
醤油でなくて、このたれをつけるのがベトナム風。
味は、、、、、、、、、 おいしくありません。
ゆでトウモロコシはおいしいが、焼きトウモロコシは買わない方がいい。