ずーとブログを更新していませんでしたが、実は大きな病気にかかり、入院→手術をしていました。
ベトナムで手術をするか、日本に一時帰国して手術するかは、大きな選択です。
無保険で全額自己負担の自分は、ベトナムで受けるとどのくらい費用が掛かるのか、日本に帰れる体力があるか等、ドクターとも相談して決めました。
結果、ベトナムで手術を選びました。
毎日マスクが必須になって、息が苦しくなった程度と思っていたら、だんだんとめまいと立ちくらみをするようになりました。カフェを出て5分あるいただけで疲れ果てる。毎日測っている血圧も下は90台が平均だったのが60台に急低下。
急いで日系のクリニックに行くと、すぐに大きな病院で心臓の超音波検査と24時間ホルダー心電図を受けるように指令がでて、検査の結果、「重症の房室ブロックです。薬では治らないので、心臓ペースメーカーを早く入れないと、突然倒れます。心臓のポンプの動きが3割も欠落しているので、急いでペースメーカーの手術をしてください。」と、宣告を受けました。
ベトナムで手術、しかも心臓にペースメーカーなんて怖いので、一時帰国の道を探ったが、「成田や羽田空港へ飛行するのができても、そのあとの隔離期間が乗り切れない危険度が高い」と、医師からもアドバイス。
結果、ベトナムでFV病院に入院して、手術を受けることにしました。
ベトナム在住日本人には、いつも病気に対する不安があると思います。
一例として、情報を提供しましょう。
病気になったら日本に帰ればよいという人がいるが、帰れないこともあります。
<入院>
とにかく即入院する必要があるので、日系のクリニックを通してFV病院に入院と手術の話をしてもらいました。
入院にあたり、「どの部屋にしますか?」と聞かれ、値段を聞くと、
2人部屋 17,000,000VND/日
1人部屋 18,900,000VND/日
VIPルーム 24,500,000VND/日
2人部屋で1700万ドン、1人部屋だと1890万ドン。高いです。
最初、一けた間違えました。189万ドン、1万円かと思ったら、1890万ドン、10万円です。
もっと安い部屋はないのか聞いたら、あなたは外国人ですから、これだけです。
安い2人部屋を選ぶと、あなたは心臓にペースメーカーを入れるから、1人部屋にしてください。
↓
結局、1日1890万ドンの1人部屋に入りました。1日約10万円です。
10日入院したら、部屋代で100万円。20日間入院したら、部屋代で200万円です。
外国では、病院の値段が高いのを実感しました。
1日1890万ドン、10万円の部屋に入院です。
あらかじめ予想していたので、お金はタンス預金から、現金で5万USD、約550万円持ってきました。
保険に入っていないので、「いざ急病で、病院に駆けつけなければならない時のため」に、アメリカドルで5万ドルを非常持ち出し袋に入れて、すぐに持って病院に行けるよう準備していました。日頃の備えは重要です。
1泊10万円、高級ホテル並みの価格の部屋に入院です。
食事はもちろん、3食つきます。
朝ご飯。この日はフーティウを選びました。
昼ごはん。ベトナム料理、西洋料理、ベジタリアン料理の3つから選びます。
晩ご飯。自分は、ベジタリアン料理をよく選びました。
1日10万円もする豪華な個室です。何日入院になるのかは、重要問題です。
早く手術の日を決めたい。
心臓ペースメーカーをつけている人はたくさんいるので、難しい手術ではないのでベトナムでも大丈夫でしょう。
心臓カテーテル検査等をして、11月24日(水)を、手術日に決めました。
外国では、事前に手術代を払わないと治療してくれません。
手術の費用見積もりをもらったら、260,000,000VND。
桁が多すぎるが、2億6000万ドンです。日本円で約130万円。
現金で全額前払いして、手術ができました。これで、心臓も人並みに動いてくれるでしょう。
こんなのを、左の首下あたりに埋め込まみました。。
電池の寿命は、14年間持つらしい。14年間心臓を動かしてくれます。
心臓ペースメーカー、手術自体は1時間半で終わったが、そのあとが大変でした。
ペースメーカーが動かないように固定して重しをのせ、手首は点滴、腕は動かないように手すりに縛り、右手も動かせず、トイレに行けません。
(海外での入院治療のポイント)
1日10万円も入院費をとる外資系の総合病院に行かないで、ローカルの大きな病院に行けばもっと安くなるのは、知っています。
しかし、日本人がベトナム語オンリーのローカルで治療を受けるのは、医師の問診に対応できる語学力が必要で、ハードルが高いです。そして医療環境もすごいでしょう。食事にも困ります。ベトナムの病院は食事は自分で用意します。外国人には厳しいです。
日本語の医療通訳のいる大きな病院となると、やはり外資系の総合病院になり、1日10万円の個室に入院となるでしょう。
何日間の入院が必要になるか、治療をするときの大きなポイントです。
1か月入院したら300万円、日本に帰ったほうがよさそうです。
(まとめ)
ベトナムで、心臓ペースメーカーを外資系病院で全額自己負担で付けたら、
↓
・心臓ペースメーカー手術 130万円
・部屋代(検査4日+手術後7日) 10万円×11日=110万円。
合計240万円の予定です。 他にも検査費もかかります。高い。
早く退院をしたい。
<追記: 11月29日退院できました>
手術後の体調と心臓ペースメーカーは、順調です。
毎日看護師が血圧と脈拍を測ってくれるが、正常値なのでペースメーカーが動いているのがわかります。
傷口の消毒が必要だが、それは通院することにして、早めに退院しました。
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入院していると、1日10万円。
タクシーで通院すると片道1000円なので、週3回往復しても6000円。
通院することで、費用を少し安く抑えることができました。
デポジットも少し高めの設定だったので、少し戻りました。
結果、「外国で、心臓の病気になり、ペースメーカーを入れると、手術と入院費等で計200万円はかかる」と、覚えておくとよいです。